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    日本の美のエッセンス、完結編。桜を詠んだ歌-「新古今和歌集」の桜へ-

    ライフ

    日本の美のエッセンス、完結編。桜を詠んだ歌-「新古今和歌集」の桜へ-
    以前の記事で、「古今和歌集」(905年成立。以下、古今集)以来の和歌では、春の代表である桜をどのように詠んできたかを見てきました。ほとんど恋人のように親しんで詠むことから、人から離れているものとして近づこうとしたり、人とは別の対象として美を見つめて描くという変化がありました。そうした表現の変化には、桜への関心や愛着が増すことはあっても減ずることはありません。
    時代は、平安時代の末へと進みます。そこで桜の詠み方は、もう一度変わるように思います。

    ◆合わせて読みたい!
    日本の美のエッセンス、その出発点とは?-「古今和歌集」の桜-
    日本の美のエッセンス、花見文化のはじまりは?-「古今和歌集」の後の桜-

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    柏木由夫

    大妻女子大学名誉教授 人間生活文化研究所特別研究員

    柏木由夫

    平安時代の和歌について研究しています。

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