ちまたの噂。満月の夜にやってよいこと、いけないこと
狼男から金運アップまで、満月にまつわる“噂”をご紹介
── 古(いにしえ)から人々はさまざまな願いを込めて月を愛でてきました。今回は月をテーマでありながら、少し趣を変えて、狼男から金運アップまで満月にまつわる「ちまたの噂」をご紹介します。
衛星としては、破格の大きさの月
直径は地球の約4分の1。衛星としては、月は破格の大きさ
古くから伝わる行事であったり、その名残は私たちの生活の端々に見受けられます。
地球上からは太陽とほぼ同じくらいの大きさに見えますが、その直径は地球の約4分の1。太陽系の地球以外の惑星とその衛星と比べてみても、月は地球に対して非常に大きいのが特徴です。
70%以上が水分の人体は、月と深い関係がある!?
潮の満ち引きと同じように、月が人体にも影響をおよぼす?
そのひとつ、海の潮の満ち引きは月の重力によって引き起こされる現象です。その70%以上が水分である人体も、月の影響を受けても不思議はないという説は、以前から唱えられてきました。
さらに、満月の夜になると暴力的な事件が増えるといった噂など、月の満ち欠けが人間におよぼす影響についてはしばしばいわれます。ただ、今のところあまりはっきりした関連性があるもの……とはみなされていないようです。
満月の夜に遠吠えをするのは避けた方が良い?
月といえば狼男。でも不用意な遠吠えはおすすめしません
狼男に関連する伝説は狼の生息する地域のほとんどに伝えられているといわれています。しかし、これらの伝説では満月によって人が狼男に姿を変えるだけでなく、狼男自身の意志によって姿を変えるなどバリエーションも豊富だそう。日本では狼がおばあさんに化けていたという民話もあります。
ちなみに、森の中で狼の遠吠えをまねると恐ろしいことが起こるとか? 満月の夜に限らず、人が不用意に遠吠えをするのは避けたほうがよいようです。
満月の日はその育力によって出産数が増える?
満月の夜は出産の件数が増えるというのは本当?
一方で、人間だけでなく例えばウニやウミガメなど、海に住む生物は満月の夜に産卵するといわれています。また満月の日そのものよりも、その前後に産卵が増えるという説もあります。そのほか、満月の日に採れたウニは美味しいという説もあります。
無茶なお願いは、満月の前にするとよい?
多少無理なお願いも月の力で聞いてもらえるかも?
要は月の変化に合わせると、頼まれ事も聞き入れられやすいという説なのですが、月が最も満ちるのが満月ですから、その少し前あたりにお願いするのがベストかもしれませんね。
反対に、満月を過ぎて新月に向かう時期には、あまり人に頼み事はしないほうがよいのかもしれません。大事なお願い事はぜひ聞き入れてもらいたいもの。都市伝説ともいえる“噂”ではありますが、試してみる価値はありそうです。
満月の夜にお財布を振ると金運がアップする?
金運アップのおまじないにも、いろいろなルールがあります
基本的な考え方としては、満月から与えられる月の力を財布に取り入れることで金運を上げるというもの。ただ、月の力はもともと財布が持っている力を増幅させるための力のようです。そのため誰が触ったかわからないお金にはどのような運気(力)がついているかわからないので、あらかじめ出しておいたほうが無難とか? またクレジットカードなど「お金を使う」ことを目的としたものが財布の中に入っていると、出費の力も強くなってしまう……、つまり散財につながってしまう恐れもあるようです。