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    おとぎ話『かぐや姫』が「はしょってる」、『竹取物語』の幕切れとは?

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    おとぎ話『かぐや姫』が「はしょってる」、『竹取物語』の幕切れとは?

    死と再生を繰り返す月。かぐや姫は「永遠の命」の象徴なのです

    来たる8月15日は、旧暦であれば「中秋の名月」。そしてかぐや姫が月に帰って行った日でもあります。
    「竹から生まれたかぐや姫は、五人の貴公子と帝からの求愛を拒み、泣いてすがるおじいさんとおばあさんを残し、月に帰ってしまいましたとさ」
    ざっくり言えばこんなストーリーの『かぐや姫』
    『桃太郎』や『一寸法師』のように「めでたしめでたし」では終わらないこのおとぎ話に、子供心に「かぐや姫、ひどい…」と、納得の行かない思いを抱いたものです。ちなみに二大納得の行かないおとぎ話、それは『かぐや姫』と『浦島太郎』でした。
    しかし、実は『かぐや姫』の元となった平安期の物語『竹取物語』の最後には、おとぎ話では語られていない部分があるのです。そこには、人間界を去りゆくかぐや姫の思いと、残された人々の姿が描かれています。
    『かぐや姫』が「はしょってる」、『竹取物語』の幕切れをご紹介しましょう。

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    “茶聖”利休を尊敬する極小茶人。 日本の古典文学と70年代少女マンガ、80年代宝塚を今もって愛す。主に思い出の中に生きる九州在住者

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