機能性グッズを有効活用!真冬~春先も快適ランニング!

大会だと棄権にもつながる「低体温症」

まずは、「低体温症」です。日々練習を積み重ねてきた箱根駅伝の選手や、プロのトップランナーでさえ、真冬の大会でたびたび低体温症で棄権せざるを得ない事態になるケースもあります。
低体温症とは、気温や風、雨などの影響から、体温が35度を下回ることを言い、吐き気やめまい、不整脈が起きることもあります。特に気温が低く、風が強い、真冬~春先の気象は注意が必要です。皮膚の表面温度が下がり、体の中の体温が急降下する恐れがあります。
中でも2010年の第4回大会ではスタート後、みぞれが降ったこともあり気温が低下したため、236名の方が低体温症の症状が見られたということです。<注1>
<注1>
・東京マラソン2021公式ウェブサイト内メディカル情報「体調管理・医療情報」
https://www.marathon.tokyo/about/medical/medical_health/index02.html
低温に限らず、寒い季節の雨のランニングは短い時間でも警戒が必要です。季節は違いますが、4年前の9月、雨の中で開催された体育大会で、高校生の生徒36人が低体温症で病院に搬送されています。この日は暑かった前日よりも大幅に気温が下がったことが影響していると考えられています。
※この日の福岡の気温は21.9度で前日の27.2度から5度以上も下がっています
運動をしていればもちろん体は熱くなりますが、自身の発熱に対して、気温や風などの原因で外から体を冷やすスピードが速いと、低体温症になるリスクが高まります。ランニングは雨の日はなるべく控え、風の強い日は防風、防寒対策が必要です。
「路面凍結」や「乾燥」によるかくれ脱水

明け方に少し雨が降り、そのあとの冷え込みで朝ランした時には凍結しているなんていうこともありえます。ランニング前にも気象レーダーで雨雲、雪雲をチェックし、降水が確認できたら、日陰や、橋の上など、滑りやすい箇所は避けたコースを選んだり、シューズの底がすり減っていないかどうか確認しておきましょう。
また、「乾燥」による脱水症状にも油断できません。冬場は気温が低く、汗をかきにくいことから給水を怠りがちです。気温が低く乾燥した環境では汗をかきくにくいため、水分を失っている自覚がなくなり、警戒心が下がります。夏に比べて、喉の渇きなどを感じにくく、水分補給を怠り、皮膚や粘膜、呼気などから水分が失われる「不感蒸泄」が増えます。実際には太平洋側の地域ほど「乾燥注意報」が連日発表されている状況です。脱水症状は夏だけのものではなく、乾燥が続く冬も要注意。「10分走ったら給水」「あそこまで走ったら給水」などルールを決めて、習慣づけていきましょう。体に吸収されやすい経口補水液での水分補給がお勧めです。
真冬のランニングの必需品は?

ランニングを終えて家に戻る際も、ちょっと信号待ちの時間に寒風が吹けば、汗をかいていると一気に体が冷えてきます。ポケットにミニタオルやハンカチなどを忍ばせておくとよさそうです。
汗冷え対策に登山用インナーを活用

画像はイメージです
今年も新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、多くのマラソン大会が急遽中止されたり、オンライン開催になっているようです。一方で、感染症対策を徹底しながら開催予定のマラソン大会もあるようです。どちらにしても、コロナはもちろん、寒さにも十分気を付けて安全に楽しく走りましょう。