8月19日はバイクの日。映画『イージー・ライダー』でバイクが象徴するものとは
今回はバイクの日の目的と取り組みについてと、バイクにまつわる2本の映画をご紹介します。
バイクを安全に楽しむために
初心者ライダーや運転に不安があるライダーのための安全運転講習(グッドライダーミーティング)は、安全運転技術の向上と交通法規・マナー遵守を目的とした体験型二輪車安全運転講習会。安全運転の基礎知識に始まり、安定したブレーキング、コーナリング、スラローム走行などを、実際に訓練することができます。全国の都道府県で実施されていますので、ライダーの方はスケジュールをチェックしてみてはいかがでしょうか。
グッドライダーミーティング参加のお申し込み
映画『イージー・ライダー』に登場する、ハーレーの「チョッパー」
ハーレーが日本で広く知られることになったのは、1969年に公開されたアメリカンニューシネマの代表作『イージー・ライダー』がきっかけでした。ふたりの長髪の若者(ピーター・フォンダとデニス・ホッパー)が巨大なバイクでアメリカの大地を疾走するロードムービーは、刹那的な自由を強烈に体現していました。彼らが乗るバイクは、ハーレーダビッドソンの「CHOPPER(チョッパー)」といわれるインパクトのある形状。特に目を引くのは、ハンドルのグリップが驚くほど高い位置にあるエイプハンガー。ハンドルを持つと、サルが木からぶら下がっているように見えるのがネーミングの由来とか。加えて、フロントタイヤを挟んでいるフォークを前方に長く伸ばしたロングフォークが特徴です。
ハーレーといえばこのチョッパースタイルのバイクを連想する人も多いのではないでしょうか。ところで、このチョッパーはバイクのモデル名ではないのです。チョッパーの語源は「チョップ=ぶち切る」。チョッパーとは、バイクの部品を取り除いたり、切り取ったりして加工することを意味します。タイヤの上のフェンダーを取り除いたり、別のバイクのものに取り替える、タンクをコンパクトにして軽量化する、細いフロントホイールに変更するなど、重厚感あるハーレーを軽快に改造する目的から始まったようです。チョッパーとはバイクを独自に改造すること。自由なスタイルにカスタマイズされたハーレーは、映画『イージー・ライダー』の世界観を象徴するアイコンとなったのですね。
禁断の愛を求めて疾走するバイク。『あの胸にもういちど』
『イージー・ライダー』と同様にバイクが自由を象徴するアイコンであり、唐突に訪れる衝撃のラストもアメリカンニューシネマを彷彿とさせる作品です。
バイクに乗る人も乗らない人も楽しめる映画のなかのバイク。バイク月間の今、ぜひ鑑賞してみてくださいね。松田優作さんの遺作となった映画『ブラック・レイン』もおすすめです。
参考サイト
日本二輪車普及安全協会
ハーレーダビッドソン
暮らし〜の「チョッパーバイクとは」