来週木曜日は、いよいよ8月初となる国民の祝日「山の日」!
今年からお目見えする「山の日」は、8月11日です!
新たな祝日「山の日」から、お盆にかけて夏季休暇が連続で取りやすくなったことにより、お出かけの計画を早くから立て、その準備にとりかかっている方も多いのではないでしょうか。
そこで「山の日」を迎える前に、いま一度「山の日」についておさらいしておきましょう。
世界の中で、祝日の多い国はどこ?
この新しい祝日によって、日本における「国民の祝日」は16日になります。
ちなみにマーサー ジャパン(株)による「年間祝祭日数世界ランキング」によると……、
● 祝日の多い国の第1位は、「18日」のコロンビアとインド。
● 次ぐ「16日」のタイ、レバノン、韓国になります。
つまり、今年から日本も第2位にランクインしたことになるのです。
「山の日」が制定されるまでの経緯と、その意義
富士登山
そして、2014年1月24日に開会した第186回国会にて「国民の祝日に関する法律(祝日法)」改正案が衆議院に提出。
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨のもと、2014年4月25日に賛成多数で、新たな祝日「山の日」の制定が可決される運びとなります。
この背景には、昨今相次いでいる、山での事故や火山噴火も要因となっていますが、国民の祝日が増えるのは「海の日」以来となる20年ぶりのこと。
ここはぜひ、「山の恵みに感謝し、豊かな自然を次の世代へ」といった意義を意識しながら、初めての「山の日」を迎えたいものですね。
でももしかしたら、2013年にUNESCOの世界遺産リストに登録されて以来登山客で賑わう富士山は大渋滞になるかもしれません。富士登山はもちろん、富士山方面へのお出かけを予定されている方は十分注意してください。
活況を呈する「山」マーケット!
実際に今から約10年前に1500億円だった市況規模が、「山の日」制定を受けてスポーツ用品店などがアウトドア商戦にチカラを入れたこともあり、その規模は2000億円に成長したとも!
身近な知人や友人の中にも、山の日をきっかけに登山を始めた人や、家族でキャンプに行く人も多いのではないでしょうか。
「過信」は禁物。場合によっては「勇気ある撤退」を
水際で楽しむオートキャンプ場などでは様々なルールが定められていますので、現地に着いたらそうしたルールを最初に確認し、乗り入れ禁止のエリアにはクルマなどで入らないようにしましょう。
そのほかにも、お出かけ前の現地の天候確認はもちろん、天気が急変しやすい自然環境の中でも身を守れる装備・衣類の準備を怠らないようにしたいもの。
何より、自分の体力にあった無理のない計画を立てることが大切ですし、思わぬ事態に遭遇しないためにも「過信」は禁物。まずは安全第一で、「山の火」の趣旨である「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝」してくださいね。