昔の遊びは縁起物?新年に昔の遊びを楽しもう!
今回は、そんな昔の遊びをご紹介します。
羽根つきで無病息災?
それでは、なぜ今のように子どもの遊びになったのでしょうか。その原因は、「蚊」にありました。蚊といえば、今も昔もかわらず夏の厄介者…。しかも、昔は蚊に刺されることで病気にかかり、死んでしまう子どもがたくさんいたんだそうです。
そんな厄介者の蚊を食べてくれる虫。それが、「トンボ」です。羽根つきの羽根が飛ぶ様子がトンボに見えると考えた昔の人々は、その年の夏に蚊に刺されないことを祈って、新年に羽根つきをするようになったのです。
みなさんも、今年の健康を願って羽根つきをしてみてはいかがでしょうか。羽根がトンボに見えるかもしれませんよ。
凧揚げで立身出世?商売繁盛?
そんな凧揚げが一般の人々の遊びとなったのは、江戸時代に入ってからのこと。浮世絵が描かれた鮮やかな凧や、店の屋号が描かれた凧など、子どもから大人までたくさんの人々がこぞって凧を揚げるようになります。
今でも凧は様々な地域で縁起物として扱われています。天高く飛ぶ様子から、立身出世を祈って凧を揚げる地域もあるようです。また、昔商人たちが自分の店の宣伝のために凧を揚げていたことから、商売繁盛の意味も持つんだとか。
願いを込めた凧を作ってみるのもいいかもしれませんね。
めんこで魔除け?
めんこは、当初は単なる遊びというだけではなく、魔除けの意味合いもあったそうです。たしかに、地面に勢いよくスパーン!と打ち付けられる音を聞くと、悪いものがどこかに飛んで行きそうな気持ちになりますよね。
めんこは厚紙何枚か重ねるなどして簡単に作ることができます。オリジナルのめんこを作って遊んでみてはいかがでしょうか。