小江戸・栃木。夏に散策したい見どころ4選!
さて、小江戸をご紹介する今回の特集ですが、映画やドラマの撮影にたびたび使われている「栃木」も代表的な小江戸のひとつです。街を流れる巴波(うずま)川岸には黒塗りの見世蔵や板塀、白壁の土蔵群が並び、市内随所に明治~昭和初期に建てられた洋館など歴史的建造物が残っているんです。
江戸時代より宿場町として、また巴波川の舟運によっても大変栄えた“北関東の商都”。その名残がいまも残る栃木に、夏休み中に出かけてみませんか!
蔵の街並み
街の中心部を通る「蔵の街大通り」を歩くと、電線がないことに気づきます。歴史的街並みを活かすため歩道橋やアーケードが撤去され、電線は地中化されたのだそう。たしかに電線がないことで一層江戸風情が感じられ、立ち並ぶ見世蔵の魅力が増すようです。隔年開催の「とちぎ秋祭り」では、江戸型人形山車がこの大通りを巡行します。
蔵の街並み
■所在地 栃木県栃木市倭町
■アクセス 「栃木」駅北口より徒歩9分
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは栃木市観光協会オフィシャルサイトをご確認ください
蔵の街遊覧船
蔵の街遊覧船
■所在地 栃木県栃木市倭町2-6 蔵の街遊覧船待合処
■アクセス 「栃木」駅北口より徒歩10分
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは蔵の街遊覧船オフィシャルサイトをご確認ください
旧栃木町役場庁舎(現・栃木市役所別館)
県庁堀は1996(平成8)年に県指定文化財となりました。県庁堀の南東部に建つ栃木市役所別館は、かつての栃木町役場庁舎。白とペールグリーンが爽やかなこの瀟洒な洋館は、1921(大正10)年竣工の木造2階建て。縦長の窓と柱がむき出しになっている“ハーフティンバー様式”の外観は、ルネサンス様式の影響がうかがわれ、とてもモダンですよ!
旧栃木町役場庁舎(現・栃木市役所別館)
■所在地 栃木県栃木市入舟町7-31
■アクセス 「栃木」駅北口より徒歩15分
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは文化庁文化遺産オンラインをご確認ください
横山郷土館
商家は右半分が麻苧問屋、左半分が1899(明治32)年設立の栃木共立銀行に分けられ、出入口も別々。商家を挟むように立つ右の石蔵は麻蔵として、左の石蔵は文庫蔵として利用されました。石蔵の外壁には鹿沼産の深岩石が積まれ、軒まわりには赤レンガと、災害対策もばっちりの頑丈な造りです。外側は洋風建築ですが内部は和洋折衷と洒落ていて、現在は中で食事もできますよ。
横山郷土館
■所在地 栃木県栃木市入舟町2-16
■アクセス 「栃木」駅北口より徒歩18分
■天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは栃木市観光協会オフィシャルサイトをご確認ください