梅雨時期に洗車は必要!4つのメリットと注意点を解説
今回は、梅雨時期に洗車をしないリスクや、洗車するメリット、洗車の際に気をつけたいポイントをまとめました。
「雨が降るから洗車は不要」が危険なワケ
ホコリやゴミが付着した車に雨が降ると、こすってもなかなか落ちない頑固な汚れに変化します。その酸化汚れが車の塗装面を浸食し、車のボディそのものにもダメージを与えるようになります。
もともと車の塗装やワックスは酸化しやすく、酸化共鳴が起こりやすい条件が整っていますので、「雨だから」と洗車を怠るのは危険です。雨の日に洗車をする必要はありませんが、梅雨の合間に晴れやくもりの日があったら、こまめに洗車することをおすすめします。
梅雨時期に洗車をする4つのメリット
■1. 酸化共鳴を防げる
先述の通り、梅雨時期に洗車を怠ると酸化共鳴が発生し、車が傷む原因となります。梅雨時期に洗車をして汚れや雨水を落としておけば、酸化共鳴が発生するリスクが低減し、車の早期劣化を食い止めることができます。
■2. ボディに傷がつきにくくなる
車に付着した砂や鉄は、雨に濡れると泥団子状の塊になります。濡れている間は柔らかいですが、乾くと硬くなってボディを傷付ける原因になる場合があります。汚れが泥団子状になる前に洗車すれば、車のボディを傷付けるリスクを低減できます。
■3. 汚れが落ちやすい
雨の影響で車に付着したゴミやホコリが酸化すると、粘性を帯びて汚れが落ちにくくなります。頑固な汚れを落とすには手間と時間がかかりますので、こまめに洗車して酸化を防げば、洗車そのものの手間を省くことができます。
■4. 雨の最中なら予洗いや拭き取りが不要
晴れや曇りの日に洗車する場合、まずは全体に水をかけて汚れを浮かせるところから始めなければなりません。また、仕上げの際もホースなどで水をかけてすすぐのが一般的ですが、水道水には水垢の原因となるミネラルや塩素などが含まれています。そのため、すすぎの後はしっかり拭き取り作業を行う必要があります。
雨の日に洗車をすれば、もともと車のボディは濡れているので予洗いの必要はありません。また、雨水は水道水に比べてミネラルや塩素が多量に含まれているわけではないため、仕上げの拭き取りも不要です。
最初と最後の工程を丸ごとカットできるぶん、晴れの日の洗車よりも手間がかからないのは大きな利点です。
梅雨時期に洗車をする際に気をつけたいポイント
■1. 洗いすぎはNG
洗車した直後に雨に降られてしまうと、「またすぐに洗車しなければ」と思う方もいるでしょう。しかし、車のボディはデリケートなので、柔らかいスポンジや布などを使って磨いたとしても、細かな傷がついてしまいます。そのため、短期間で何度も洗車すると、車のボディがかえって傷だらけになってしまうおそれがあるのです。
汚れや雨に降られるのが気になるからといって、必要以上に洗いすぎるのは控えましょう。車をコーティングしているのなら、洗車ペースは月に1回くらいをおすすめします。
■2. ワックスは晴れた日に塗る
雨の日の洗車は予洗いや拭き取り作業をカットできるメリットがある一方、ワックスを塗布できないという欠点があります。雨が降っている最中にワックスをかけても雨水で流れてしまうほか、ワックスに含まれる油分と水分が混ざり合って跡が残ってしまう場合があります。
雨の日は洗車のみに留め、ワックスは晴れまたは曇りの日に行うようにしましょう。
梅雨時期でもこまめに洗車しよう
汚れをさらに放置していると、塗装まで酸化して車が傷む原因になりますので、雨の多い梅雨時期でもこまめに洗車することが大切です。
梅雨時期に洗車すると、汚れを落としやすくなる、酸化共鳴を防げる、予洗いや拭き取りが不要などさまざまなメリットがありますので、こまめな洗車を心がけましょう。
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