シリーズでお伝えしている「はじめよう防災プラス」。
まもなく、阪神・淡路大震災から30年です。
今シーズンも多発している火事が発生した場合に、どう命を守るかを考えます。
年明けも全国各地で相次ぐ火事。
東京消防庁管内では、この冬も含めた2024年1年間の死者が82人と過去最多のペースとなっています。
今回「Live News days」では、火事が発生した時の「火の消し方」と「煙からの避難方法」に注目しました。
まずは、消火器です。
備えていても「使い方が分からない」という人は少なくありません。
一般的な消火器は、約5kg。
重たい場合は、床に置いて使います。
消火器を使う上での手順は3つ。
安全ピンを引き抜き、ホースを外して火元に向け、レバーを強く握り続けます。
続いては、「煙」からの逃げ方です。
実は、火事で怖いのが「煙」。
煙は炎が広がるスピードよりも速く充満し、火災による死因を見ても、逃げ遅れて一酸化炭素中毒で亡くなる人が最も多く、全体の4割を占めています。
そのため、逃げる姿勢にポイントが。
煙は高い方にたまるため、姿勢をなるべく低くして避難することが重要となります。
池袋防災館・小林泰さん:
煙の中には有毒なものがたくさん含まれています。姿勢を低くして、鼻と口をしっかりふさいで煙を吸わないようにする。壁に手を当てて避難することにより、その壁が道しるべとなります。
火事が発生しやすいこの時期。
命を守る方法を改めて確認することが重要です。