岩手山の噴火に備え高速道路に火山灰が降り積もった状況を想定し、その対応を確認する初めての訓練が1月22日に岩手県八幡平市で行われました。
パトカー呼びかけ
「岩手山が噴火しました。車から下りずエンジンを切って待機してください」
2024年10月、岩手山の噴火警戒レベルが「2」に引き上げられたことを受け、県警高速隊とネクスコ東日本が初めて実施した22日の訓練には、30人余りが参加し、噴火によって大量の火山灰が東北自動車道岩手山サービスエリア周辺に降り積もったとの想定で行われました。
隊員たちは高齢者など支援が必要な人に対し火山灰から守るためゴーグルやヘルメットを配るとともに、避難用のマイクロバスに誘導する手順を確認していました。
また22日はインターチェンジを閉鎖する訓練や道路上に放置された車両を路肩に移動させる訓練も行われました。
県警高速隊 浅野渉西根分駐隊長
「関係機関と連携しながら有事に備えて準備を怠りなく実施していきたい」
岩手山について気象台では噴火した場合、火口から2キロ圏内では大きな噴石に、風下では火山灰などに注意するよう呼びかけています。