【動画あり】山の紅葉の仕組みや魅力は? ふもとよりも早い紅葉を楽しもう! 気象予報士が解説
2024年09月26日
葉が色づくしくみ
今回は、山の紅葉のしくみや魅力について解説します。
葉が赤や黄色に色づくための条件の1つに、「気温」があります。
植物の葉は、緑・赤・黄の色素を多く含んでいますが、夏の間は緑色の色素がほかの色素に比べて多くあるため、葉は緑色に見えます。
秋になって気温が下がると、緑色の色素が分解されて少なくなり、赤色や黄色などの色が目立つようになり、色鮮やかな紅葉が見られます。
緑色の色素が分解されるための気温の目安として、1日の最低気温が8℃以下になることです。最低気温が8℃を下回るタイミングが、山の方がふもとより早いため、山の紅葉は早く見られます。
日本で一番紅葉が早いと言われているのは、北海道の大雪山系で、その中で一番標高の高い旭岳では、例年、9月上旬から紅葉を楽しむことができます。
山で見る紅葉の魅力
標高が上がるにつれて紅葉が深まるのも魅力のひとつです。
リフトに乗った時や、歩きながら徐々に深まる紅葉を見ることも、本当に素敵で、どんなに辛い登山でも、景色に後押しされて頑張ることができます。
ぜひ皆さんも、素敵な紅葉登山を楽しんでくださいね。
動画解説:安齊 理沙