今日16日も気温上昇 北・東日本中心に4月上旬並みの所も 雪崩・落雪など十分注意
晴れのエリアが次第に広がる 新潟県と北日本はにわか雨やにわか雪
【各地の天気】
沖縄は、午前中は所々で雨や雷雨。午後は雲の間から時おり日が差すでしょう。
九州から中国、四国、近畿、東海、関東甲信、北陸3県にかけて、昼頃から広く晴れそうです。
新潟県と東北、北海道も日差しが届きますが、午前も午後も所々でにわか雨やにわか雪があるでしょう。特に、山形県と秋田県は大気の状態が不安定で、局地的に雷を伴う見込みです。
【最高気温】
昨日(15日)と同じか更に高くなるでしょう。全国的に平年を上回り、広い範囲で3月中旬から下旬並みに。関東の内陸や東北を中心に4月上旬並みの所もあるでしょう。
沖縄は23℃前後で、昨日より高めの予想です。
九州から関東は15℃から17℃くらいの所が多く、桜が咲く頃の陽気。昼間は、ジャケットなど軽めの上着で過ごせるほどです。
北陸と東北は10℃から13℃くらいの予想。北海道は、札幌をはじめ南西部ほど高く、5℃から10℃くらいの所が多くなるでしょう。
気温の上昇により、雪解けが進みます。積雪の多い地域では、雪崩の危険性がいっそう高まるでしょう。屋根からの落雪にも注意が必要です。また、路面がシャーベット状態になったり、大きな水たまりができたりしますので、車の運転や、お出かけの際の足元には十分お気を付けください。
雪解けが進む 注意点は
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。