全国週間 2日(日)頃は急に強まる雨や落雷に注意 晴れる日も暑さは控えめ
2日(日)頃 関東や北陸、東北を中心に雷雲が発達
特に雨の降り方に注意が必要なのは、2日(日)です。低気圧が日本海を東進し、この低気圧に向かうように湿った空気が入ります。さらに、東日本の上空5600m付近には、マイナス18℃前後と、この時期としては強い寒気が流れ込んで、大気の状態が不安定になるでしょう。
午前中は晴れ間が出ますが、本州では、午後は雨が降ったりやんだりとなりそうです。上空の寒気の影響を受けやすい関東甲信と北陸、東北を中心に、あちらこちらで雨雲や雷雲が発達するでしょう。ザッと強い雨が降ってきたり、落雷や突風が発生したり、アラレやヒョウが降る所もありそうです。休日ということで、屋外のレジャーをご予定の方も多いと思いますが、ヒンヤリした風が強まる、ゴロゴロという音がきこえてくる、といった、雷雲接近のサインに十分気を配りつつ、無理のない行動を心掛けてください。
大気の不安定な状態は、3日(月)の午前にかけても続きそうです。
雷雲が近づくサイン
雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。
向こう一週間 気温は平年並みか低い
広く晴れる1日(土)や6日(木)頃を含め、日中も気温の上がり方が緩やかです。
札幌をはじめ北海道は20℃に届かず、北部やオホーツク海側では10℃前後に留まる日もある見込みです。東北も20℃に届かない日が多くなり、少しヒンヤリするでしょう。関東から西では25℃以上の日が多いものの、30℃以上の真夏日になる所はほとんどなく、暑さは控えめとなりそうです。