東海の週間予報 大雨に警戒が必要な日が続く 台風11号の影響は?
台風11号の進路と東海への影響
現在の予報円の真ん中を通った場合、台風が東海に最も近づくのは、6日の昼過ぎになりそうです。予報円の東側を通っても、東海は暴風域に入らない(赤線の枠内に入らない)予想ですが、強風域には入る見込みです。今回の台風では、東海は風よりも大雨の影響が大きくなると思います。沿岸・海上を中心に、強風・高波の注意は必要です。
週間予報 大雨のポイントは?
・きょうと同じように、東風が吹き付ける三重県を中心に雨が降るでしょう。愛知県や岐阜県、静岡県も、にわか雨に注意が必要です。
<6日(火)>
・台風が日本海へ進むにつれて、東海は台風に向かう南風が吹き、非常に暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。大気の状態がより不安定になり、あちらこちらで雨雲が発達をして、大雨になる恐れがあります。上空の風が強く、雲の流れは速くなりそうですが、同じような所で雨雲が発生し続けた場合に、警報級の大雨になる恐れがあります。
<7日(水)~8日(木)>
・台風が温帯低気圧に変わり、遠ざかっても、東海は非常に暖かく湿った空気が残るため、台風一過にはならない見込みです。雨の元になる水蒸気が沢山ある状況で、局地的大雨になる可能性が十分あります。
<9日(金)以降>
・今回の台風とは別の熱帯擾乱が南から近づく予想があります。このため、暖かく湿った空気の供給が続く見込みです。週はじめの降り始めからの雨量がどんどん増えて、土砂災害の危険性がさらに高くなる恐れがあります。
※きょうは、大雨の峠を一旦越えたと思われますが、週の後半にかけて2つ目の峠があります。緩んだ地盤が固まる前に、次の大雨が来てしまう見通しです。急な崖や斜面など、危険な場所にはなるべく近づかないようにしてください。晴れ間を活用して、次の大雨に備えましょう。