明日21日~ドカ雪や大雪のおそれ 鹿児島県など九州の平地も積雪 交通への影響も
冬型強まる 「今季最強」寒波が襲来
また、冬型の気圧配置が続く中、北海道付近をポーラーロウと呼ばれる小さな低気圧が南下します。さらに、日本海にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる発達した雪雲のラインが発生して、北陸から山陰周辺にかかる予想です。
このため山沿いだけでなく、市街地など普段、比較的雪の少ない平地でも急に雪の降り方が強まり、積雪が一気に増えるおそれがあります。
予想降雪量は 警報級の大雪となるおそれも
北海道地方、北陸地方 60センチ
東海地方 40センチ
近畿地方、中国地方 30センチ
九州北部地方 20センチ
22日18時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、
北陸地方 50から70センチ
北海道地方、東海地方 40から60センチ
近畿地方、中国地方 30から50センチ
九州北部地方 20から40センチ
23日18時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、
北海道地方、北陸地方 40から60センチ
東海地方、近畿地方、中国地方 30から50センチ
の見込みです。
今シーズン初めて本格的な積雪となる所がありますので、車の運転は雪の装備を万全にし、積雪や路面の凍結による交通障害に注意、警戒が必要です。また、なだれや倒木、ビニールハウスやカーポートなどの倒壊にも注意してください。
なお、同じような所で雪が降り続いた場合は、警報級の大雪となるおそれがあります。最新の気象情報をこまめに確認してください。
雪道の運転 注意するポイントは
2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転しないでください。公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転により、普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動してください。
大雪のピークが過ぎてないときに行動すると、大きなケガにつながったり、帰宅困難になったりします。慎重に行動してください。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。