16日 台風離れても太平洋側を中心に激しい雨に注意 東海は非常に激しい雨のおそれ
台風は日本海を北上も 各地で雨雲発達
台風7号は本州から離れて北上しますが、決して油断できません。日本付近には雨雲の元となる暖かく湿った空気がたっぷり流れ込み、あちらこちらで雨雲や雷雲が発達するでしょう。
九州から関東甲信にかけては晴れ間も出ますが、変わりやすい天気です。急な激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。特に東海では、朝までは局地的に滝のような「非常に激しい雨」が降り、雨の量が多くなりそうです。また、きのう夕方、大雨特別警報が発表された鳥取県では(すでに警報に切り替え)、雨が降ったりやんだりで、激しい降り方にはならないものの、一時的に雨脚が強まるでしょう。
東北は昼頃までは日の差す所が多いですが、にわか雨があるでしょう。北海道も所々で雨が降り、台風7号の接近に伴って風が強まります。あすにかけて荒れた天気となるでしょう。
沖縄は南西諸島付近にある低気圧の影響で、断続的に雨が降ります。本島地方では昼頃から局的に激しい雨や雷雨となりそうです。
すでに大雨となったエリアは土砂災害に厳重警戒 川にも近づかないで
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象がみられることがあります。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。