19日 東北や北陸は大雨警戒 非常に激しい雨も 関東~九州も局地的に激しい雨
東北南部で非常に激しい雨 東北や北陸はあすにかけて大雨に
梅雨前線が日本海から東北にかけて延びており、前線上の低気圧が北陸地方に近づきます。梅雨前線はあす20日(木)にかけて本州付近を南下するでしょう。
北海道は雲が広がりやすく、昼頃までは濃い霧のかかる所がありそうです。見通しが悪くなるため、車の運転はいつも以上に慎重になさってください。時々日が差しますが、午後は一部でにわか雨があるでしょう。
東北北部は雨が降ったりやんだりで、一時的に雨脚が強まることもあるでしょう。これまでの記録的な大雨により、秋田県や岩手県では土砂災害の危険度が高くなっている所があります。土砂災害は雨のピークを過ぎた後でも発生します。少しの雨でも、また雨がやんだ後も、危険な場所には近づかないようにしてください。
東北南部は広く雨で、夕方以降は激しい雨が降る所があるでしょう。夜は滝のように「非常に激しい雨」が降るおそれがあります。道路の冠水や低い土地への浸水、河川の増水や氾濫などに警戒が必要です。
北陸は昼前から広い範囲で雨となり、午後は発達した雨雲がかかりやすくなります。局地的には激しい雨が降り、あすにかけて大雨となるでしょう。
土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。
関東甲信から九州も局地的に激しい雨 落雷や突風にも要注意
東海も天気は下り坂です。午後は次第に雨が降りだし、雷を伴うこともあるでしょう。
近畿も次第に広い範囲で雨となり、局地的に激しく降りそうです。
中国、四国や九州は断続的に雨で、激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。雨は夜になると次第にやむ見込みです。
沖縄は日差しが届きますが、にわか雨や雷雨の所があるでしょう。