災害レベルの大雨 警戒期間いつまで 中国地方や北陸も警報級の大雨の可能性が高い
九州北部 記録的な大雨 すでに災害が発生
7日の降り始めから、きょう10日午前9時までに降った雨の量は、
福岡県添田町の英彦山 568.0ミリ
福岡県久留米市の耳納山 508.5ミリ
佐賀県鳥栖市 475.5ミリ
福岡県朝倉市 435.5ミリ
佐賀県佐賀市の北山 420.0ミリ
などと、平年7月ひと月分の雨量を超えるような、記録的な大雨となっています。
梅雨前線はあす11日にかけて停滞 大雨が続く恐れ
また、中国、四国から北陸や東海、東北にかけて局地的に激しい雨が降って、警報級の大雨となる可能性があります。
これまで1週間以上にわたり雨が断続的に降り続いており、すでに河川の氾濫の危険性が高まっている状況です。また、地盤はたっぷりと水を含んでおり、わずかな雨量でも土砂災害の危険性が高まります。雨がそれほど激しくなくても、油断せず、明るいうちの早めの避難を心がけてください。
早めの避難を 困難な場合は垂直避難
1つめは、早めの避難を心掛けることです。特に、お年寄りや障害のある方など、避難に時間のかかる方がいらっしゃる場合は、大雨になってしまう前に、行動してください。また、夜中に大雨が予想される場合は、なるべく明るいうちに、避難所など安全な所へ避難することが重要です。
2つめは、より安全な所へ避難することです。これまで、土砂災害の多くは、木造家屋の1階で被害にあっています。すでに雨が強まっているなど、どうしても避難場所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移ってください。
万が一、土石流が発生した場合は、土砂の流れる方向に対して直角に、できるだけ高い所へ避難することが、命を守ることにつながります。