しばらく春本番の暖かさ続く 融雪災害に注意 花粉は大量飛散 来週は寒の戻りも
週末にかけても高温傾向続く
北海道では8日(水)頃にかけても最高気温が10℃前後と、3月とは思えない暖かさの続く所が多くなります。東北北部でも広く15℃を超えて、東北南部や北陸では20℃を超える所もありそうです。
急な雪解け 注意点は?
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
なお、バックカントリーと呼ばれる整備されていない雪山で、手付かずの自然の中を滑走するスキーやスノーボードが人気を集めていますが、今シーズンもバックカントリーでの遭難が相次いでいます。コースの外に出るなど、無理な行動は控えてください。
② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
スギ花粉が大量飛散 「非常に多く」飛ぶ日が続く
このため、花粉の大量飛散が予想されます。この先、花粉が「非常に多く」飛ぶ所が多く、花粉症の方にとっては辛い一週間となりそうです。とはいえ、スギ花粉はピークに突入したばかり。九州から東海は3月中旬にかけて、関東甲信や北陸、東北では3月いっぱいはピークが続きそうです。