台風11号 ゆっくり北上 今夜には再び「非常に強い」勢力で先島諸島に最接近
台風11号 最接近は?
依然として動きが遅いため、沖縄では台風の影響が長引きます。先島諸島では暴風が長い時間にわたって吹き荒れ、海は猛烈なしけとなる時間が長く続くでしょう。また、先島諸島だけでなく本島地方でも断続的に雨が降り、総雨量が多くなるおそれがあります。
風のポイント
「猛烈な風」とは、平均風速が30m/s以上の風を表しています。このような猛烈な風が吹くと、走行中のトラックが横転したり、多くの樹木が倒れたりする恐れがあります。電柱や街灯で倒れるものや、ブロック塀や住家が倒壊するものがでる可能性もあります。屋外での行動は極めて危険ですので、猛烈な風が吹くと予想される場合は、不要不急の外出は控え、屋内では窓から離れるようにしてください。
本島地方は夜のはじめ頃から非常に強い風が吹き、台風の進路等によっては、あす以降に暴風となるおそれがあります。
波のポイント
また、台風の接近と満潮時刻が重なるため、先島諸島ではあす夜から警報級の高潮となる所があるでしょう。海岸や河口付近の低い土地では、高潮による浸水や冠水に厳重に警戒してください。本島地方でも、海岸や河口付近の低い土地では、あすにかけて高潮による浸水や冠水に注意が必要です。
雨のポイント
「非常に激しい雨」は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
4日12時までの24時間に予想される雨量は多い所で
沖縄本島地方 100ミリ
先島諸島 250ミリ
その後、5日12時までの24時間に予想される雨量は多い所で
沖縄本島地方 100から200ミリ
先島諸島 50から100ミリ
の見込みです。
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。雨雲レーダーをこまめにチェックするとよいでしょう。