沖縄では経験したことない大雨 土砂災害や浸水害、河川の増水や氾濫に厳重警戒
2024年11月10日10:22
経験したことのない大雨
5時20分までの1時間に、国頭村東部付近で120ミリ以上、東村付近で120ミリ以上
5時30分までの1時間に、国頭村西部付近で120ミリ以上
5時50分までの1時間に、大宜味村付近で約120ミリ
6時30分までの1時間に、東村付近で約120ミリ
7時00分までの1時間に、国頭村西部付近で約110ミリ、大宜味村付近で約110ミリ
8時30分までの1時間に、名護市西部付近で約110ミリ、名護市東部付近で約110ミリ、大宜味村付近で約110ミリ、東村付近で約110ミリ
また、10日(日)9時までの48時間に鹿児島県与論島では638.5ミリ、沖縄県東村では636.5ミリの雨を観測しています。いずれも観測史上1位の記録で、11月1か月の平均雨量の約5倍の雨がわずか2日余りで降ったことになります。
猛烈な雨の恐れ
引き続き、土砂災害や浸水害、河川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要です。
大雨が発生 とるべき対応は
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。