台風21号は非常に強い勢力で沖縄へ 11月のスタートは日本列島にも影響か?
2024年10月27日05:55
1週目(28日~11月3日)全国的に雨が多い 台風21号の進路にも注意
明日28日(月)から30日(水)は、前線や湿った空気の影響で、広い範囲で雨が降りそうです。ただ、3日間降り続くということはなく、関東で見ると、28日は午前を中心に降り、29日夜から30日の昼前にかけて降る予想となっています。また、東海や北陸、関東を中心に降り方が強まり、まとまった雨になりますのでご注意ください。
31日(木)は、北海道から九州にかけては、高気圧に覆われて、おおむね晴れるでしょう。今週の中では唯一の晴れとなる所もありそうです。貴重な日差しを有効にお使いください。
11月1日(金)以降は、台風21号の影響が沖縄以外の地域でも出てくるでしょう。海外の予想を含め、複数ある台風の予想の中には九州や四国、本州にかなり接近するようなコースを予想しているものもあります。少なくとも台風周辺の暖かく湿った空気が日本列島に流れ込み、天気が崩れるの可能性は高く、場所によっては大雨になりそうです。11月に台風が近づくこと自体が珍しく、接近(国内の気象官署等から300キロ以内)は2019年以来、上陸となると1990年以来、統計開始以来2度目となります。
最高気温は、札幌では13℃~18℃で、朝の気温は霜が降りるくらいの4℃まで下がる日があるでしょう。仙台は16℃~21℃の予想です。東京や名古屋、大阪、福岡は、22℃前後の日が多くなりそうです。雨の日も多いため、昼間はムシムシと感じるかもしれません。那覇は30℃くらいの日が続くでしょう。
台風21号の進路は?
台風のその後の進路ですが、北上を続け、九州などに影響を及ぼす可能性もあります。今後の台風の進路にも十分に注意してください。
2週目(4日~9日)冬のスタート 天気や気温は?
北海道や東北の日本海側や北陸では、3連休最終日の4日(月)から7日(木)は寒気や湿った空気が流れ込み、雨や曇りが続くでしょう。北海道の標高の高い地域では雪の降る所もありそうです。峠道の運転などは十分にご注意ください。6日(木)は、全国的に天気が崩れそうです。
8日(金)と9(土)は、東京に雨マークが付いていますが、一時的な雨で晴れる時間は長いでしょう。
7日(木)は二十四節気の「立冬」です。暦の上では冬の始まりとされています。最高気温は東京や名古屋、大阪、福岡は20℃前後と昼間は比較的過ごしやすい気温となるでしょう。それでも朝晩は冷えるため、脱ぎ着しやすい服装を選ぶなど、上手に調節なさってください。仙台は15℃前後と昼間でも上着が手放せず、札幌は10℃を下回る日もある予想です。まだ平年を上回る気温の日はありますが、これまでのように大幅に高いということはなくなるでしょう。今年は季節の進みはゆっくりですが、徐々に冬の足音が聞こえてきそうです。
台風が近づく前の対策 高波や高潮に備えて
1つめは、何より、高波や高潮の恐れがある海岸周辺には、近づかないようにしましょう。海や船の様子が心配でも、見に行くのは、絶対に止めてください。
2つめは、大潮の時期や満潮時刻を確認しておきましょう。台風による高波や高潮が、満潮時刻と重なると、海岸周辺の道路の冠水や浸水など、被害が大きくなる恐れがあります。
3つめは、安全に行動できるうちに、避難(移動)しましょう。波しぶきが護岸設備を越えて、海沿いの道路に押し寄せると、冠水して通行が危険になる恐れがあります。通行止めや速度規制などの交通情報は、こまめに確認して、早めに避難してください。