15日明け方は「ふたご座流星群」極大 今年は8年ぶりの好条件 気になる天気は?
今年は8年ぶりの好条件
15日(金)の未明から明け方がピークです。14日(木)夜から観測を始める方もいらっしゃると思いますが、14日(木)の午後9時頃は東の空に「ふたご座」が見られ、徐々に高度をあげて15日(金)の未明には頭の上付近、そして極大となる明け方には西の空に移動します。「ふたご座」を見つけるには、多くの方が知っているオリオン座をから左の方向を見ると良いでしょう。「ふたご座」の兄弟の2つの頭に位置するポルックス(1等星)とカストル(2等星)があり、この近くで流星群の放射点になります。見つけることができなくても流れ星の数は多いため、空全体を見上げると見ることは出来そうです。
(参考:国立天文台HP)
問題の天気は?
東日本と北日本の太平洋側では、晴れる所が多く、見るチャンスはある見込みです。ただ、夜は冷えますので外での観測の際は、防寒対策はしっかりして観測するようにしましょう。
流れ星を見つけるコツは?
① できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
② できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③ 空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ ただし、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。