日本気象協会 2022年春の花粉飛散予測 第1報発表
【2021年春の振り返り】
また、東京と大阪の過去10年の飛散傾向を見てみると、2021年シーズンは東京で例年比64%と少なく、大阪では例年比約130%とやや多くなりました。
【2021年夏の振り返り】
2021年の夏は、北海道では札幌市で連続真夏日を97年ぶりに更新し、旭川市では数年に一度しか観測しない35度以上の猛暑日を10日も記録するなど、前例のない暑い夏でした。一方、東日本太平洋側では7月は梅雨前線の影響で大雨となりました。降水量が多くなり、大規模な土砂災害が発生したところもありました。西日本は上旬を中心に暖かい空気が流れ込んだため、気温は高くなりました。8月に入っても、上旬までは全国的に太平洋高気圧に覆われて晴れたところが多く、そのあと、本州付近は高気圧の谷間となり前線が停滞したため、東・西日本では雨の日が続きました。西日本では線状降水帯も発生して各地で大雨を記録し、8月の降水量はかなり多くなりました。
【2022年春の予測】
※【花粉の種類について】北海道はシラカバ、その他はスギ・ヒノキ花粉の飛散量を表します。
※【2021年夏の気象に関する言葉の説明】平年 :1991~2020年の平均値