「令和2年7月豪雨」から1年 梅雨末期の豪雨に警戒を
「令和2年7月豪雨」

気象庁は、7月3日から31日にかけての一連の大雨について「令和2年7月豪雨」と名称を定めました。
球磨川流域で甚大な被害

球磨川では、堤防など治水施設が被災し、現在も復旧作業が続いています。このため、球磨川については通常より低い水位を用いた暫定基準で洪水予報が発表されています。
「顕著な大雨に関する情報」発表開始
「顕著な大雨に関する情報」が発表された場合には、土砂災害や洪水などの危険度が急激に高くなるため、大雨の状況や避難情報などを確認し、早く安全を確保することが重要です。
また、「顕著な大雨に関する情報」が発表される前でも災害が発生したり、線状降水帯以外の要因でも災害が発生することがありますので、そのほかの特別警報・警報や大雨に関する情報にも注意することが大切です。
梅雨末期の豪雨に警戒を
梅雨末期の豪雨はしばしば線状降水帯によってもたらされます。線状降水帯は1時間に100ミリ以上というような猛烈な雨を何時間にもわたって降らせることがあり、見る見るうちに状況が悪化して、避難が困難になるということがあります。このため、豪雨の際は早く安全を確保することが重要です。避難場所についても、自治体から指定された避難場所が遠いような場合には、次善の策として、なるべく家の近くで少しでも安全な場所を考えておくということも大切になります。
梅雨明けまで、大雨に十分に警戒してください。