次のまとまった雨はいつ? 台風や熱帯低気圧の動きに注意 前線活発化で大雨の可能性
週間天気 晴れ間があっても雲が広がりやすい
あす(25日)から日曜日(27日)にかけても、全国的に大気の状態が不安定となり、晴れる所でも所々で雨雲やカミナリ雲が発達しそうです。天気の急変に注意が必要です。
月曜日(28日)と火曜日(29日)は、東日本や西日本では、高気圧に覆われて広く晴れる見込みです。一方、北日本には梅雨前線が停滞し、雲が広がりやすく、雨が降る所もあるでしょう。
水曜日(30日)以降は、台風9号が南西諸島に接近し、影響を及ぼすおそれがあります。
台風や熱帯低気圧の動向に注意
また、日本の南方、マリアナ諸島には別の熱帯低気圧があり、24時間以内に台風に発達する予想です。こちらは、日曜日(27日)には小笠原諸島へ接近するおそれがあり、月曜日(28日)は日本の南へ進み、関東などに近づく可能性もあります。
秋雨前線が活発化 大雨の可能性も
![秋雨前線が活発化 大雨の可能性も](https://storage.tenki.jp/storage/static-images/forecaster_diary/image/2/24/249/24911/c/20230824142418/large.jpg)
一方、北日本では、秋雨前線が停滞する影響で水曜日以降も雲が多い予想です。この秋雨前線に向かって熱帯擾乱周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、さらには日本の東に中心を持つ高気圧の縁をまわって湿った空気が流れ込むため、前線に近い東北や北海道、さらに九州などでも、まとまった量の雨となる可能性があります。台風などとともに暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化するのは、大雨となるパターンの一つであるため、注意が必要です。
なお、熱帯擾乱の進路の予想には幅があるため、最新の情報を確認するようにしてください。また、例年8月・9月は台風の発生や接近が多い時期です。台風などが接近する前から備えを進めておいてください。
大雨への備え
1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも、被害を小さくできます。
3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。
いずれも、台風が近づいてから備えるのではなく、台風情報を確認して、早めに対策を行ってください。