関東週間 来週は連日35℃前後 熱中症救急搬送も急増のおそれ
強い日差しで気温上昇
週明け以降、日中は南部中心に強い日差しの照り付ける日が多くなり、各地で気温が上昇します。最高気温は東京都心を含めて、軒並み35℃前後となって、危険な暑さになる見込みです。
これまでの暑さとは違い、来週は梅雨明け前にも関わらず、猛烈な暑さが連日のように続きます。のどが渇く前に水分を摂る、屋外や熱の籠っている屋内での運動を避けるなど、いままで以上の暑さ対策が欠かせません。
気象庁も6日(木)、関東甲信地方で12日(水)以降、特に気温が高くなる可能性があるとして、「高温に関する早期天候情報」を出して、熱中症などに注意するよう呼び掛けています。
熱帯夜が続出
また、一般的に、朝晩は日中よりも湿度が高く、昼間に比べて気温が低くても、かなり蒸し暑く感じられます。
来週の東京都心の気温と湿度の予想を、去年夏季の熱中症救急搬送数(※)に重ねてみると、昼夜問わず、搬送数が集中しているエリアに入っています。この先は熱中症のリスクが高いことが予想されます。
夜間や早朝といった時間帯も、就寝中を含めてエアコンを適切に使用するなど、体調管理に注意が必要です。
※東京消防庁で、令和4年6月から9月末までに熱中症で救急搬送された6,013人の救急要請時の気温と湿度を表したもの。赤い色が濃いほど救急搬送が多いことを表しています。
晴れても天気急変に注意
晴れていても、急に積乱雲が発生し、局地的な雨や雷雨となる可能性があります。傘のマークがない所でも、夕立などのゲリラ雷雨に気を付けてください。