北海道の年末年始は例年以上の寒さ 大雪や吹雪に注意 1か月予報
1週目:12月28日~1月3日 大雪や吹雪に注意 車の中には脱出などのアイテムを用意
12月30日(月):冬型の気圧配置が弱まるでしょう。日本海側を中心に雪の降る所はありますが、雪の降り方は弱くなる見込みです。年末年始の中では比較的穏やかな天気となりそうです。
12月31日(火):低気圧が東北地方に進み、北海道付近は気圧の谷の中となります。札幌や函館など道央や道南方面を中心に湿った雪が降るでしょう。風が強まり、一時的にふぶくこともありそうです。
1月1日(水):低気圧が北海道の南海上を通過するでしょう。低気圧の動向によりますが、はじめは太平洋側を中心に雪が降り、午後は日本海側やオホーツク海側を中心に雪雲が流れ込む可能性があります。
1月2日(木)~1月3日(金):冬型の気圧配置となります。太平洋側は東部を中心に晴れますが、日本海側やオホーツク海側は雪が降るでしょう。風向きが変化するため、雪の降る場所も次第に変わり、広い範囲で雪が降りそうです。沿岸を中心にふぶく所もあるでしょう。
車での移動を予定している方は、万が一、雪で立往生した時の備えをしっかりとしておきましょう。用意するアイテムのポイントは「脱出」と「救助待ち」です。牽引ロープやスコップの他、毛布やカイロなどが車の中にあるか、確認しておきましょう。
なお、気温は平年より低い日が続き、札幌でも最高気温が氷点下の真冬日が続くでしょう。厳しい寒さとなるため、水道凍結にも注意が必要となります。年末年始で長期間、家を空ける時は対策をしておいた方がよさそうです。
2週目:1月4日~1月10日 雪の降りやすい天気と寒さが続く
また、ひとたび荒れた天気になると、停電することがあります。冬場の停電は暖房器具が使えない状態となるため、日ごろからの備えが必要となります。
3~4週目:1月11日~1月24日 流氷初日は網走で1月下旬~2月上旬頃の見込み
北海道では、この時季になると流氷の話題が聞こえ始めてきます。12月25日に札幌管区気象台が発表したオホーツク海の長期海氷予報によると、今シーズン、オホーツク海沿岸に流氷がやってくるのは、平年並みか平年より遅くなる見込みです。網走の流氷初日は1月下旬~2月上旬頃の予想です。これからの北海道は冬のイベントが盛りだくさん。天気予報からも目が離せません。
※流氷初日とは、視界内の海面にはじめて流氷が見えた日です。