日常生活の延長線上に防災備蓄を取り入れる ローリングストックとは #知り続ける
家庭で備蓄しておくべき量とは
食料備蓄 普段の生活で使用しているものを備えている方が6割
また、食料の備蓄をしている方にどのようなものを備蓄しているのか聞いたところ、レトルト食品など普段の生活で使用する食品を備蓄している方が63.2%、乾パンなど普段の生活で使用しない食品の備蓄をしている方が34.4%という回答でした。フリー回答では、ペットボトルの水やペットボトル飲料を備蓄しているという回答が多くありました。
日常生活で食べながら備える ローリングストックとは?
ローリングストックでは、普段食べている食材や加工品を少し多めに買い置きをしておき、日ごろの生活で賞味期限の近いものから使い、使った分は買い足すようにします。そうすることで食品が常に新しいものに入れ替わるため、いざというときに賞味期限切れの心配がなく、災害が起きてしまった際も普段の生活に近い食生活を送ることが可能になるのです。
小さいお子様の離乳食やアレルギー対応の食品など、普段から食べ慣れている食品で備えをすることになるため、いざというときに食べることができなくて困る心配がありません。
ローリングストックしている食料として1位はレトルト食品
何をローリングストックしているか聞いたところ、レトルト食品や水、カップ麺と回答した方が多くいらっしゃいました。
アンケート回答の中で、「部屋が狭くて置き場所がない」との声がありましたが、ローリングストックはいつもより少し多めに買い置きをしておく備蓄法になるため、特別な保管スペースを新たに設ける必要はありません。比較的取り入れやすい備蓄方法と言えるでしょう。
ローリングストックの考えは食品以外にも応用できる
災害時は、電気、ガス、水道などのライフラインが途絶える可能性があるため、避難生活でも温かい食事がとれるように、カセットコンロとガスボンベがあると良いでしょう。懐中電灯などの機器に使用する乾電池は、液漏れなどで機器が壊れてしまうのを防ぐため、機器からは必ず取り外し、非常用持ち出し袋の中でも別々に保管するようにして下さい。小さいお子様の成長に応じてサイズが変わってしまうおむつは、ローリングストックをすることで、サイズアウトを防ぐことができます。
ローリングストックの活用ポイント
この記事は日本気象協会とYahoo!ニュースによる共同企画記事です。
Yahoo!ニュースが実施したアンケート調査を活用しています。
アンケートは2月15日に、全国のYahoo!JAPANユーザーを対象に行い、2000人から有効回答を得ました。