スギ花粉ピーク 11日は曇りや雨でも対策を 13日と14日は東京などで大量飛散
今日11日 曇りや雨でも花粉が飛散
今日11日は、九州から関東は雲が多く、太平洋側を中心に雨が降りやすいでしょう。ただ、雨の止み間があり、花粉の飛散は福岡や広島は「極めて多い」、大阪や仙台は「多い」、名古屋や東京は「非常に多い」レベルとなりそうです。曇りや雨でも油断せずに対策をしてください。
この先も大量飛散の日が多い
13日(木)と14日(金)は福岡から東京で大量飛散となり、特に、福岡や広島、東京は一番上のレベルの「極めて多い」飛散となりそうです。マスクやメガネなどを使って万全な対策をしてください。
15日(土)と16日(日)は全国的に雨で、荒れた天気となる恐れがあるため、花粉の飛散量は抑えられる所が多いでしょう。
花粉のピークまだ続く 東京では3月下旬はスギとヒノキがダブルピーク
花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
外出時の花粉対策
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。
帰宅後の花粉対策 体についた花粉を室内に入れないために
① 上着を玄関先ではたくなど、室内に入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、落としましょう。花粉症でない方も、このひと手間を心がけていただけると、花粉症の方にとって過ごしやすい空間を維持することができます。
② 髪の毛についてしまった花粉は、シャンプーで洗い落とすのも効果的です。
③ 帰宅後は、すぐに、うがいをして、喉に流れた花粉を取り除きましょう。
④ 洗顔をして、顔についた花粉を落とすのも、おすすめです。洗顔の際は、眼や鼻の周りについてしまった花粉が、体内に侵入しないよう、気を付けてください。