9日にかけて交通障害に警戒 日本海側はドカ雪や猛吹雪 西日本の太平洋側で積雪も
北海道~北陸で大雪や猛吹雪による影響リスク大
道路の気象影響予測をみますと、北海道や東北、北陸では、9日(日)にかけて影響リスクが高くなっています。北海道から北陸は日本海側を中心に雪が強く、さらに積雪が急増するでしょう。雪を伴って非常に強い風が吹き、見通しのきかない猛吹雪となる所もある見込みです。道路が通行止めとなる場合や車の立ち往生が発生する恐れがあります。最新の交通情報を確認し、迂回や通行ルートの見直しも検討してください。不要不急の外出を避けることも大切です。やむを得ず運転する場合はスコップや砂などの冬用装備を車に積んでおいてください。
関東甲信は平野部では大体晴れますが、関東北部の山間部や長野県では雪が降り、影響を受ける道路があるでしょう。積雪や路面の凍結に注意が必要です。
東海も岐阜県を中心に影響を受ける道路があるでしょう。7日(金)から8日(土)午前中は愛知県の平地でも雪が降る見通しです。普段、雪に慣れない地域で積雪となる可能性があり、注意が必要です。
近畿~九州も影響大 積雪や路面の凍結に注意
道路の気象影響リスクによりますと今日6日(木)午後から7日(金)午前中はいったん影響リスクが低くなる所もありますが、その後は再び広い範囲で影響リスクが高くなります。最新の交通情報に注意してください。車を運転する場合はスタッドレスタイヤやチェーンの装着など冬の装備をお願いします。
道路ごとの影響については、道路の気象影響予測も参考になさってください。(気象予測に基づく影響予測ですので、実際の規制状況は道路管理者等の発表をご確認ください。)
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。