台風21号 非常に強い勢力に発達へ 来週後半 沖縄は大荒れ 本州付近も影響の恐れ
2024年10月26日16:40
大型の台風21号 非常に強い勢力へ
台風21号は今後も西よりに進みますが、29日(火)頃から進路を北よりに変えて、30日(水)頃から沖縄の南へ進む予想です。
また、台風21号は海面水温の高い海域を進むため発達し、28日(月)は暴風域を伴い、29日(火)には強い勢力に、30日(水)には非常に強い勢力となるでしょう。台風の強さは最大風速で決まり、非常に強い勢力とは強い方から2番目の勢力です。31日(木)15時には最大瞬間風速60m/sが予想されています。
沖縄・奄美は大荒れの恐れ
沖縄や奄美は台風の接近に伴い、30日(水)頃から次第に雨や風が強まり、31日(木)頃から大荒れの天気となるでしょう。沖縄や奄美では暴風が吹き荒れ、海上は大しけとなり、警報級の大雨となる恐れもあります。まだ台風の接近する日時は変わる可能性がありますので、最新の台風情報に注意し、台風対策をなさってください。
西日本や東日本も台風の影響を受ける恐れ
また、来週末は前線が西日本から東日本付近に延びるでしょう。前線に向かって台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化する見込みです。九州から関東を中心に降水量が多くなる恐れがあります。
台風の間接的な影響に加え、直接的な影響を受ける可能性もあり、今後の動向に注意が必要です。
台風の大雨 土砂災害から身を守るための情報
1つめは、住んでいる場所(今いる場所)が、土砂災害が発生しやすいかどうか、確認することです。都道府県や国土交通省のホームページを見て、「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険個所」となっていれば、土砂災害の恐れがあります。ただ、土砂災害警戒区域でなくても、近くに「がけ」がある所は、注意が必要です。
2つめは、雨の情報を確認することです。パソコンやスマホで、雨雲レーダーを見ると、雨雲の様子を確認できますし、気象庁のホームページなどでは、「どれくらい雨が降ったか」という情報だけでなく、「土砂災害警戒情報」が発表されている所もわかります。土砂災害警戒情報が発表されたら、自治体からの避難指示の発令に特に注意しながら、安全な所へ避難してください。