プールの季節到来 暑くてプール日和の日も「水中の熱中症」に注意
プールの中でも熱中症に注意
暑い時こそ、水につかりたくなりますが、実はプールでも熱中症にかかることがあります。
水の中にいると自覚がありませんが、プールで遊んだり泳いだりしている時も実はたくさんの汗をかいています。体はプールの中で暑さを感じにくいのですが、発汗により水分はどんどん失われていて、いつのまにか脱水を起こしていることがあります。水泳時には口の中が水で濡れるため、のどの渇きを感じにくいことも注意が必要な点です。さらに、外気温に加えて水温も高くなると、体の熱が逃げにくくなり熱中症を発症する可能性が高くなるのです。
熱中症の予防のためには、長時間、連続で泳ぐことを避け、こまめに日陰などで休憩をとることが大切です。のどの渇きを感じなくても、適切な水分補給を行いましょう。
この先10日間でも熱中症に警戒が必要な所も

気温が同じでも、湿度が高いと、暑さ指数が高くなり、熱中症にかかる人が多くなります。過去の統計では、暑さ指数が28を超えると、熱中症患者発生率が急増しています。暑さ指数28以上では、すべての生活活動で、熱中症の危険性があります。さらに、この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、33以上と予想された場合は熱中症警戒アラート、35以上と予想される場合は熱中症特別警戒アラートが発表されます。
プールに関しては、「暑さ指数(WBGT)」が31以上になると、利用を中止する基準の一つとなっています。また、水温+気温=65℃以上の時もプールには適さず、プールの中止判断に用いられることもあります。
この先10日間は危険レベルの所はまだありませんが、沖縄や九州から東海では厳重警戒レベルの所があり、注意・警戒が必要です。