2024年の幕開けを飾る「初日の出」太平洋側を中心に期待大 風冷えに 寒さ対策を
「初日の出」太平洋側を中心に期待大
1月1日(元日)の朝は、北海道の日本海側やオホーツク海側は所々に雪雲がかかりそうです。内陸部を中心に雲の切れ間があり、初日の出を見られる所もあるでしょう。東北北部は所々に雪雲がかかりそうです。東北南部の日本海側や北陸は雪や雨が降るでしょう。近畿北部から山陰は雲に覆われる見込みです。
なお、北海道や東北の日本海側、北陸、長野県、岐阜県の山を中心に大晦日から元日にかけて大雪や大荒れの天気となる恐れがあります。ご来光目的の登山は、最新の情報に注意し、計画の変更も検討してください。
一方、東北南部の太平洋側や関東、東海、近畿中部・南部、山陽、四国、九州、沖縄はおおむね晴れて、ご来光を拝める所が多くなるでしょう。
日の出の時刻は、一日の中でも最も冷え込む時間帯です。2024年1月1日(元日)の朝の最低気温は北海道は真冬並みで、厳しい冷え込みでしょう。東北から九州は平年よりは高いものの、北よりの風が強く、冷えそうです。ダウンジャケットに手袋やマフラーなどで、万全な寒さ対策をなさってください。
2024年「初日の出」スポットの時刻は?
なお、日本の領土で最も早く「初日の出」となるのは、南鳥島の5時27分ですが、人は定住していません。人が住んでいる場所で最も早い「初日の出」は、小笠原諸島の父島の夜明山で6時17分となります。
島を除いて、北海道・本州・四国・九州でいちばん早く初日の出を見られるのは富士山の山頂(標高3776メートル)で6時42分です。標高が高い場所では平地(標高0mの場所)より、日の出が早くなるため、東にある標高の低い場所よりも、初日の出を先に見ることができます。
北海道・本州、四国、九州の平地で最も早く「初日の出」となるのは、千葉県の犬吠埼(いぬぼうさき)で6時46分です。日本の領土で「初日の出」が一番遅いのは、日本最西端にある沖縄県の与那国島で7時32分です。