道路の気象影響予測 最強寒波で大雪 平地も大規模な交通障害の恐れ 影響いつまで?
北海道~北陸でリスク大 車の立ち往生に警戒
道路の気象影響予測をみますと、北海道は23日(土)夜にかけて、北陸は23日(土)明け方にかけて、特にリスクが高くなっています。大雪によって、車の立ち往生が発生する恐れがあります。大雪となっているエリアでは、不要不急の外出を控えてください。やむを得ず車を運転する場合は、冬用タイヤやチェーンの装着に加え、スコップや砂などの冬用装備を車に積んでおくようにしましょう。通行止めなど影響がでている道路もありますので、最新の交通情報に注意し、迂回や通行ルートの見直しも検討してください。
その後も寒気の影響が続き、北海道は24日(日)夜にかけて、東北や北陸は24日(日)明け方にかけて雪による影響が続くでしょう。
関東北部の山間部や長野県、東海(岐阜北部)も、23日(土)午前中にかけて、積雪や路面の凍結に注意が必要です。
近畿~九州も影響続く 影響いつまで?
23日(土)の日中は西日本から次第に雪は弱まり、24日(日)以降は北陸から北海道の雪の降り方も弱まるでしょう。25日(月)は日本海側も穏やかな天気になりそうです。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。