九州北部~中国地方に危険な雨雲 11日まで断続的に非常に激しい雨 大雨長引く恐れ
九州北部~中国地方 危険な雨雲かかる
午前11時現在も九州北部から中国地方に発達した雨雲がかかっています。1時間に福岡県久留米市で65.0ミリ(9時53分まで)、島根県大田市温泉津で62.5ミリ(10時00分まで)、佐賀県鳥栖市で55.0ミリ(9時58分まで)、山口県下関市で55.0ミリ(4時15分まで)、福岡県朝倉市で53.0ミリ(10時08分まで)と滝のような非常に激しい雨を観測しました。島根県大田市温泉津では7月1位の値を更新しています。
土砂災害に厳重警戒

降り続く大雨のため、土砂災害の危険度が高まり、避難が必要となる危険な状況となっています【警戒レベル4相当情報[土砂災害]】。崖の近くなど土砂災害の発生しやすい地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難指示などの情報に注意してください。
また、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要です。
11日(火)まで大雨が長引く恐れ

いつ避難する? タイミングは?
そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。
天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなるなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。
土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。