20日 夏日続出 本州で今年初の真夏日も 暑熱順化ができていない時期 暑さに注意
きょう20日(木) 夏日続出 真夏日も
最高気温は広く平年より高くなるでしょう。東北南部から九州北部では25℃以上の夏日の所が多くなりそうです。名古屋市は27℃と昨日より4℃も高く、6月上旬並みになるでしょう。
長野県松本市など、内陸部では本州で今年初めて30℃以上の真夏日となる所もありそうです。福島市や福井市、京都市、佐賀市などでは29℃まで上がり、6月下旬から7月中旬並みの暑さになるでしょう。
まだ暑熱順化ができていない時期です。暑さで体調を崩さないようお気をつけください。
暑熱順化とは
人は体温が上がると、汗をかくこと(発汗)による気化熱や心拍数の上昇、また、皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。
暑熱順化ができると、体の外に熱を逃がしやすくなること、汗からナトリウムを失いにくくなること、体温が上昇しにくくなることなどにより、熱中症になりにくい状態になります。
暑くなる前から始めよう 熱中症予防
① 暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。