東京の花粉 ここ5年で最多 ヒノキのピーク早まり 3月下旬はスギとピーク重なる
ここ5年で累計飛散数が最多
今年(2023年)のこれまでの累計飛散数は、ここ5年と比較して最も多く、去年(2022年)と比較すると約4倍となっています。
3月下旬はスギ花粉とヒノキ花粉のピーク重なる
14日は東京で、15日は横浜で桜(ソメイヨシノ)の開花発表がありました。来週には関東南部では桜が見ごろを迎える所が多くなる見込みです。お花見シーズンでお出かけされる方も多いかと思いますが、花粉症の方は万全な対策が必要です。
外出時の花粉対策
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。