強烈寒波の影響続く きょうも大雪や猛吹雪による交通障害に警戒 太平洋側も積雪注意
日本海側は積雪急増 太平洋側も積雪
岡山県真庭市蒜山では午前3時までの12時間に74センチの雪が降り、1990年の統計開始以来1位の値を更新しました。太平洋側の市街地でも積雪となり、6時の積雪は仙台市で2センチ、水戸市で4センチ、京都市で12センチ、奈良市や神戸市で2センチ、広島市で5センチとなっています。
きょう25日も冬の嵐
26日(木)は西から次第に冬型の気圧配置は緩みますが、北海道から北陸では寒気の影響が続き、雪や風の強い状態が続くでしょう。
予想降雪量
東北地方:80センチ
北海道地方、北陸地方:60センチ
関東甲信地方、近畿地方:50センチ
東海地方:40センチ
中国地方:30センチ
その後、27日(金)6時までの24時間に予想される降雪量は多い所で、
東北地方:40から60センチ
北陸地方:30から50センチ
北海道地方:20から40センチ
暴風雪に警戒
北海道地方:25メートル(35メートル)
東北地方、北陸地方、関東甲信地方:20メートル(30メートル)
26日(木)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方:25メートル(35メートル)
大雪に加え、見通しが全くきかないほどの猛吹雪になる所があるでしょう。大雪や猛吹雪、吹き溜まりによる交通障害に警戒が必要です。車の立ち往生などのリスクが高まっています。不要不急の外出はひかえてください。やむを得ず車を運転する場合は、必ずスノータイヤを装備し、時間に余裕をもって、いつも以上に慎重な運転を心がけてください。すでに通行止めとなっている道路もありますので、交通情報を確認し、その場合は通行ルートの見直しも検討してください。太平洋側でも所々で積雪となったり、路面が凍結したりしています。雪道の運転に慣れない場合は無理をせず、公共交通機関を利用するようにしましょう。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。