台風11号 非常に強い勢力に発達 31日(水)に沖縄・奄美に接近へ 早めの対策を
台風11号 非常に強い勢力 眼がくっきり
衛星画像を見ると、台風の眼がくっきりしており、雲の様子からも発達していることが分かります。
台風が接近した小笠原諸島の父島では、29日(月)18時16分に最大瞬間風速48.4メートルを観測。8月としては1位の値を更新しました。台風11号は小笠原諸島から離れつつありますが、30日(火)もうねりを伴った高波に注意が必要です。
沖縄地方に接近へ
また、台風周辺の発達した雨雲により雷を伴った非常に激しい雨が降り、大東島地方を中心に大雨となる所がありそうです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
台風の動きは遅く、沖縄では9月4日(日)頃まで荒天が長引く恐れがあります。早めに台風への備えをなさってください。
台風が近づく前の対策 暴風に備えて
1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。
2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。
3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。