この先「大雨」と「熱中症」に警戒 梅雨空でも厳暑 高温に関する早期天候情報も
梅雨前線 日本海まで北上
22日(水)頃までは九州から東海を中心に雨が降るでしょう。九州を中心に大気の状態が非常に不安定になり、雷を伴って非常に激しい雨の降る所がありそうです。土砂災害、低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。23日(木)頃からは北陸や東北を中心に雨が降るでしょう。活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れがあります。石川県能登地方を震源とする地震で揺れの大きかった地域では土砂災害にいっそう警戒が必要です。
本州付近は次第に梅雨前線の南側に入り、蒸し暑い空気に覆われるでしょう。23日(木)頃からは、九州から東北南部にかけて真夏日(最高気温30℃以上)地点が続出する予想です。気温が高いだけでなく、湿度も高いため、いっそう熱中症リスクが高まるでしょう。
「高温に関する早期天候情報」
熱中症にかかりやすい気象状況が続きます。体調に配慮しつつ、屋外での活動では飲料水や日陰を十分に確保したりするなど熱中症対策を進めてください。また、農作物や家畜の管理にも注意が必要です。
熱中症予防のポイント
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ エアコン使用中も、こまめな換気を行いましょう。換気のためには、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気をしたら、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。