寒波による「道路影響予測」大雪で重大な交通障害の恐れ 立ち往生のリスク高まる

今季最強寒波とJPCZの影響で大雪の恐れ
また、「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)※」が顕在化するため、若狭湾から山陰付近で、特に雪雲が発達しやすく、雪の降り方が強まりそうです。東海や近畿の太平洋側にも雪雲が流れ込みやすいでしょう。
※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込んだ冷たい風が、朝鮮半島北部に位置する長白山脈によって、いったん二分されたのち、風下である日本海で再び合流することによってできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。
日本海側は積雪が急増する恐れ 太平洋側でも所々で積雪
太平洋側にも雪雲が流れ込むでしょう。山沿いを中心に大雪となり、東北や東海、近畿、四国では平地でもしっかりと雪の積もる所があるでしょう。山陽や九州でも大雪となる恐れがあります。
立ち往生などのリスクも
普段、雪の少ない太平洋側でも山沿いを中心に大雪に、平地でも積雪となる所があるでしょう。車は冬の装備で、無理のないようになさってください。雪道の運転が心配な場合は公共交通機関を使うことも検討なさってください。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。