2021年桜開花予想 全国的に平年より早い開花に 日本気象協会発表
開花予想日(主な地点)
開花の傾向
桜の開花は、3月19日に福岡からスタートする見込みです。20日は熊本と高知、21日には大分と松山、下関、22日には鹿児島や長崎、佐賀、宮崎、和歌山、東京で開花するでしょう。3月末までには、西日本から東日本にかけての広い範囲で開花となりそうです。長野や北陸では4月上旬までに開花するところが多いでしょう。東北では4月上旬から中旬に開花するところが多くなりそうです。4月下旬には、桜前線は津軽海峡を渡って、4月24日には函館で開花するでしょう。
この冬(12月~1月)は、たびたび強い寒気が流れ込み、北陸を中心に日本海側では記録的な大雪となりました。全国的に厳しい寒さの日も多く、桜の花芽の休眠打破※は順調に行われたとみられます。2月以降は、寒気の南下は弱く、全国的に気温は平年並みか高くなるでしょう。春の訪れは早まる所が多く、開花予想日は全国的に平年より早くなりそうです。
※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること
言葉の説明
かなり早い :平年よりも7日以上早い
早い :平年よりも3日から6日早い
平年並 :平年との差が2日以内
遅い :平年よりも3日から6日遅い
かなり遅い :平年よりも7日以上遅い