過去最強クラスの台風10号 各地の警戒期間は 記録的な暴風・大雨・高潮
台風10号 特別警報級の勢力で接近、上陸へ
記録的な暴風の恐れ
千葉県で大規模な停電など大きな被害がでた2019年の台風15号で千葉市で観測された最大瞬間風速は57.5メートルでした。また、高潮や高波により関西空港が広い範囲で浸水したり、暴風により建物の屋根が飛ばされ、建設現場のクレーンが折れたりするなど大きな被害をだした2018年の台風21号で大阪府田尻町(関西国際空港)で観測された最大瞬間風速は58.1メートルでした。今回の台風ではこれを上回る暴風が吹く予想です。風が強まる前に頑丈な建物の中に移動し、屋内では窓から離れるようにして下さい。
また、今回は沖縄や奄美、九州で記録的な高潮の恐れもあり、海岸付近や河口付近では浸水や冠水にも最大級の警戒が必要です。
記録的な大雨の恐れ 台風から離れた所も注意を
お住まいの場所が安全な場所か否かハザードマップで確認し、安全ならば自宅内での安全確保を、危険な場合は指定された避難場所への移動のほか、安全な親戚・知人宅等への移動も考えて下さい。新型コロナウイルス感染の懸念もありますが、危険な場所にいる方は自宅の外への避難をためらわないで下さい。
台風からは比較的、離れた中国、四国、近畿、東海、関東甲信にも湿った空気が流れ込むため、7日(月)にかけて所々に活発な雨雲がかかり、局地的に雨量が多くなるでしょう。道路の冠水にご注意下さい。山沿いを中心に大雨となる恐れもあります。