全国花粉情報 週末は関東から九州で非常に多く飛ぶ スギ花粉のピーク
週末 関東から九州で スギ花粉が非常に多く飛ぶ
また、きょう10日(木)午後3時現在、関東から九州を中心に広い範囲で「乾燥注意報」が出されています。13日(日)にかけて空気の乾いた状態が続くため、火の元に注意が必要です。また、ノドや肌のケアにも気を配りましょう。
週末は、関東から九州では花粉の飛ぶ量が1番上のランクの「非常に多い」になりそうです。これまで以上に万全な対策が必要です。
週明けは雨の降る所が多くなり、花粉の飛ぶ量は少し収まりそうです。ただ、16日(水)は雨上がりで、関東から九州では気温が上がるため、関東を中心に非常に多く飛ぶでしょう。
これまで以上に万全な花粉対策を
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。
カラカラ空気 脱水にも注意
① 室内では加湿と換気を併用して、適切な湿度(50~60%)を保ちましょう。
② マスクをしていると、のどの渇きを感じにくくなります。のどが渇いていなくても、時間を決めて、少しずつ水分を補給するのがおすすめです。体を動かした際は、冬でもこまめな水分補給を心がけてください。
③ 脱水症状のサインは「手や指の皮膚がカサカサする」「口の中が粘る」「体がだるくなり、やる気や気力が低下する」「めまいや立ちくらみが起こる」といったことです。体に異変を感じたら、すぐに水分を補給して、改善しない場合は、かかりつけ医を受診してください。