北陸 18~19日は冬型緩む 凍える夜に金星・土星が最接近 冬のトライアングルも
19日にかけて冬晴れ 天気は周期変化で平地は雨ベース
18日(土)の日中は、北陸西部(三県)を中心に冬晴れとなるでしょう。天気の回復が遅れる新潟県(北陸東部)の下越でも、夜にはだいたい晴れそうです。
19日(日)も、多少雲は多くなりますが、天気の崩れはなさそうです。南からは暖気が流れ込むため、最高気温は3月中旬~下旬並みの所もあるでしょう。積雪の多い所では雪崩や屋根からの落雪に十分注意して下さい。
20日(月)以降は、天気は周期変化しますが、当面の間、特別に強い寒気が南下する予想は無く、平地の降水の主体は雨となるでしょう。
今週末 金星と土星が最接近 冬のトライアングルも
次は、南東の空を見上げて、オリオン座を目印に冬の大三角(トライアングル)を探してみましょう。オリオン座は三ツ星で有名な非常にわかりやす星座です。左上の赤みがかった明るい星がベテルギウス、更にその左側をたどり、白く光る星がこいぬ座のプロキオン、オリオン座の左下にひときわ青白く明るく輝くおおいぬ座のシリウスを見つけることが出来れば、それが冬の大三角です。
18日(土)の夜の北陸地方は、目の覚めるようなくっきりとした星空が見られるでしょう。北陸の歌人"米田憲三"が歌に詠む「暁闇の銀河はるかに懸かりたる冬のトライアングル凍れるひびき」の如くとなりそうです。
プラネタリウムでは味わえない星空を是非堪能してみては如何ですか?
1か月予報 気温は高め 降雪量は少なめ
北陸の冬はまだ終わらない?
また、12月単月を北陸全体で見ると、2年連続で一般的には考えにくい実況となりました。2023の12月は、平均気温は平年より高く降雪量は平年より多くなりました。また、2024年の同月は、平均気温は平年より低く降雪量は平年より少なくなりました。
「気温が高いから雪が少ない」あるいは「気温が低いから雪が多い」は、一般に解釈しやすいですが、12月の実況は当初予想に反して2年連続でこの常識を覆す結果となったのです。
1か月予報は、北陸全体を広く浅くカバーした大まかな天気傾向を示したものに過ぎません。この情報のみをもって、「冬はもう終わり」の認識をするのは早計で、今後も局地的短期的な大雪の可能性もまだ起こり得るものとして備えを続けて下さい。