北陸 20~21日は石川で警報級大雨 暖気優勢で雪崩や融雪による土砂災害にも注意
22日頃まで 低気圧や前線に伴う降水が続く 総雨量が多くなる所も
20日は、日本海を南下する前線が北陸地方を通過する見込みです。前線の通過時を中心に雨脚が強まり、雷を伴う所もありそうです。
21日は、新たな前線が大陸方面から日本海に延び、前線上を低気圧が進む見込みです。22日頃にかけて、断続的に雨が降るでしょう。平野部では22日の日中いっぱいまでは、雪ではなく雨が降りやすい見込みで総雨量が多くなる所もありそうです。雨の降り方には十分注意して、安全な場所でお過ごし下さい。
21日頃までは標高1500メートル付近でも雨 融雪災害に注意
また、斜面に積もった雪が崩落する雪崩が発生するおそれもあります。季節先取りの暖気の影響で「全層なだれ」が発生しやすく、流れ下る速度や距離は「表層なだれ」に比べて小さいものの、破壊力が大きくなる傾向があり危険なものがあります。前兆現象を伴うことが多く、雪の斜面にひび割れやしわができる、あるいは融雪が急に増えるなど、ふだんと違う現象が現れた時は危険性が高まっていることがあり十分注意して下さい。