台風13号 北陸寄りに進路変更 9日にかけて最接近か その影響と最新の1ゕ月予報
台風13号の進路図
影響 8日は局地的に降水強まる 海上を中心に北風強まる 高波にも注意
また、海上や沿岸部を中心に北から東よりの風がやや強まるでしょう。この台風は、週末の天気に影響を与える可能性がありますので、常に最新の予報を確認するようにして下さい。
台風の進路が西よりに変わってきた理由は
7日現在、この上空の太平洋高気圧の縁は本州の南へ後退しており、台風はその縁に沿うように北北東進しています。今後9日頃には、この高気圧は、図のように東日本付近で張り出しを強める予想となっています。このため、台風は北上を阻まれるように西よりに進路を変えてきていると思われます。また、別の見方をすれば、偏西風の大きな蛇行により、西日本付近の上空では南向きの流れとなり、台風はこの流れに取り込まれるように西よりに進路を変えつつあるとも解釈できそうです。
この上空の太平洋高気圧は、9月中旬頃にかけて、更に勢力を強め、本州付近をすっぽり覆う予想となっています。台風の通過後は再び厳しい残暑となることが予想されます。
最新の1か月予報 高温に関する早期天候情報も 残暑厳しい
きょう9日に発表された1か月予報によると、暖かい空気が流れ込みやすいため、向こう1か月の気温は高く、特に、期間の前半は、気温がかなり高い見込みとなっています。
また、北陸地方にはあわせて、高温に関する早期天候情報が発表されています。暦は進んでいますが、10日ごろからかなりの高温が予想されるということです。この時期は、暑さに一番身体は慣れている時期ですが、疲れが出やすい時期でもあります。引き続き、体調や農作物などの管理に十分注意して下さい。
また、降水量は、ほぼ平年並みとなっていますが、短期的は大雨には十分注意して下さい。
猛暑日の最も遅い記録 今年は更新の可能性も
朝晩は次第に過ごし易くなりますが、日中に気温が上がると、朝晩と日中との気温差が大きくなり熱中症リスクが高くなることも考えられます。引き続き、こまめに水分や塩分をとるなど、熱中症には十分注意するようにして下さい。