北陸 1日まで大気不安定 週末以降は夏の高気圧弱まる兆しも 台風6号の動向に注意
8月1日にかけて上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定
「急に真っ黒な雲が近づいてくる」「雷鳴が聞こえる」「稲光が見える」といった前兆現象があった場合には、天候の急変するサインです。落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨には十分注意してください。また、ひょうの降るおそれもありますので、農作物等の管理にも注意してください。
台風6号の進路 5日以降は次第に進路を東よりに変える
「台風の進路」や「暑さ」の鍵を握る上空の太平洋高気圧の動向に注目
上空の風が弱いため、急速に速度を上げながら北東進することはないでしょう。動きが遅く、南西諸島や進路によっては西日本方面などで影響が長引く可能性があります。
上空の太平洋高気圧が弱まると、北陸地方のこれまでの猛烈な暑さは幾分和らぐ可能性があります。ただ、湿った空気の通り道となり、北からの寒気の影響も受けやすくなる見込みで、台風による影響も懸念されます。
一方、再び、高気圧が本州付近への張り出しを強めると、台風が日本海コースの進路をとり、フェーン現象が発生してこれまで以上に暑さがパワーアップすることも考えられます。今後の情報に注意して下さい。
週間天気 福井は既に9日連続の猛暑日を観測 1994年に並ぶタイ記録
その後も、概ね夏空が続きますが、気温の上がる午後は、山沿いを中心ににわか雨や雷雨に注意が必要です。最高気温は35度以上の猛暑日が続き、最低気温は25度以上の熱帯夜が続きそうです。
福井の本日31日の最高気温は36.4度を観測し、23日から9日連続の猛暑日となりました。これで、連続猛暑日の最長記録である1994年8月9日~17日までの9日間に並んだことになります。
福井ではこのあとも連続猛暑日日数の更新が予想され、金沢、富山についても同様に更新の可能性があります。引き続き熱中症には、厳重に警戒して下さい。